2013年6月26日水曜日

お酒専門公社 - Systembolaget

 さて、夏至祭の準備真っ只中ですが、ここで少し面白いお店に出会いました。それは、スウェーデンのお酒専売店、Systembolaget です。そう、スウェーデンは、アルコール度数3.5%以上のお酒は、一般的なスーパー等では買うことはできず、Systembolaget という政府運営のお酒販売専門店でしか買えないのです。ですから今日も、夏至祭準備のため、多くの人が同店に訪れていました。もちろん、この制度は一見不便にも見えますが、逆に、不摂生な飲酒を抑制し、また酒販売の売り上げの一部を公的サービスに使うこともできるという点から、基本的な支持を得ており、戦前からずっと続いているのです。ちなみにスウェーデンは、19世紀以前、さらなる国の発展を目指す中で、国民自らが自分たちのふしだらな酒の習慣を改めるべきだと動きだし、禁酒運動などが広がり、一時は国内全て禁酒にするかという国民投票まで行われたそうです。かろうじて反対派が勝ちましたが、それ以降は(1922年)、この酒専売制がずっと続いているのです。
 それでは、店内の様子をちょこっとご覧ください☆